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マーケット一言:米金利上昇や中東情勢懸念継続によりアジア株全面安

公開日時:2024年4月16日17時18分

油断をしていたというわけではありませんが、昨夜の米3月小売売上高がそんなにも強い数字だというのを多くの市場関係者は読みきれておらず、またイスラエルがイランへ対抗措置を議論しているという報道もあり、米金利上昇、米株下落、からの今日の日本株下落となりました。日経平均-1.9%、TOPIX-2.0%、グロース250指数-2.8%とやや大きい下げ幅でした。

アジア株の主要指数も軒並み2%以上下げており、アジア株全面安の様相です。

 

先週央から米10年債利回りが4.5%を超えてきており、米政策金利も年内利下げが3回ではなく1~2回がコンセンサスとなる中で、金利高を嫌気した株売りだけではなく、ファクター系マクロファンドのリバランス売りも出ているようです。特に今日その悪影響を受けたのが中小型株で、更にファンド解約売りのようなものが加わり、良ファンダメンタルズのものほど大きく下げている印象でした。

 

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原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/19594/