ウェルスパス投資顧問のブログ

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マーケット一言:買いが入ってくるレベルまで下がってきたのか、日中リバウンド、為替介入警戒薄まるが米金利高はまだ続きそうで米株警戒は増す

公開日時:2023年8月17日18時51分

毎日日替わりというか、上下どちらとも定まらない動きをずっとしておりますので、中々コメントがしづらいのですね。しかし本日の日本株主要指数は、下がってるとはいえ日中リバウンドの動きを見せており、少し落ち着くかもといった雰囲気で、それほど悪い感じではありませんした。

 

昨夜の米株が弱かったこともあり、あるいは下抜けさせようとする売りもあったのか、日経平均は31,300円近辺までスーッと下がっていきましたが、引けにかけて戻して前日比-0.4%程度(31,626.00円)で引けました。何かの節目を回復というとこまではいきませんでしたが、一応日経平均TOPIXもギリギリ陽線となっており、これであく抜けしたことにして欲しいといった感じ。あくまでもまだ希望レベルですが。

 

弊社が下値のメドとお伝えしている31,200円近辺まで下がってきたところで、さすがに打診買い程度は入ってきましたね。まだ市場参加者が少ないのでサイズは小さかったでしょうが、来週参加者が増えてきたところで買い圧力増加からのリバウンドを予感させる動きであり、いい傾向でした。

金利高が止まらないことで円安ドル高になっているわけですが、その金利高が止まってもう少し落ち着かないと為替介入は入らないのではという予想が増えていて、介入による円高警戒で日本株は買いづらいという感じが薄まったのも、買いが入ってきていた一因だった思います。

 

一方で、その米金利高が落ち着くのが9月末くらいになりそうという予想も増えていて、介入による円高からの日本株安はないかもしれないが、米金利高による米株軟調からの日本株安がありそうという予想もまた増えてきているのが悩みどころ、本格反転は10月以降といった予想がコンセンサスになりつつあります。ですが、指数が急落さえしなければ個別株で勝負は出来ます。グダグダ相場でも光る銘柄をお届けしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/18174/