ウェルスパス投資顧問のブログ

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マーケット一言:半導体関連株は弱かったが、日経平均、TOPIXともにプラス、ニデックの決算は市場予想を下回る、中小型株は大事な局面

公開日時:2024年4月23日18時19分

何かひと段落したようなというか、ネタ不足というようなで静かなマーケットとなりまして、今日の日本株日経平均+0.3%、TOPIX+0.1%と小動きでした。

 

昨夜のエヌビディアが+4.4%と戻していましたので、やや強めに始まった半導体関連株でしたが、今日の売買代金上位(ETFを除く)1~4位のレーザーテック-1.9%、ソシオネクスト-3.7%、ディスコ-2.6%、東京エレクトロン+0.2%という感じで、まだ売り圧力の方が強い感じでした。予想通り昨日に引き続き今日もバリュー株が物色の中心で、植田日銀総裁短期金利引き上げに前向きともとれる発言もあって保険や銀行などの金融株が強く、建設や食品なども買われました。循環物色でどこのセクターにせよ買いが入っているというのは、悪い感じではないですね。

 

今日引け後にニデック(6594)の決算発表が予定されていたので、やや様子見であったということも静かなマーケットとなった一因でした。そのニデックの決算ですが今期会社予想の数字が市場予想を下回り、株はPTSで少し売られています。いつもコンサバな数字を出してくる会社であり、どの会社も年度初めからアグレッシブな数字は出してこないということで、あまり心配する必要もないとは思いますが、かと言って積極的に買いたいという数字でもありません。これから始まる決算発表シーズンが少しだけ不安になるものではありました。ただ、いい銘柄が下がれば買えばいいという弊社のスタンスに変更はありません。

 

グロース250指数は-0.1%(-0.6pt)と反落とはなりましたが、小幅にとどまりました。

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原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/19629/