ウェルスパス投資顧問のブログ

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マーケット一言:エヌビディア決算警戒で半導体関連銘柄弱いし全般弱いが下げ幅は小幅、中小型株はリスクオフで弱いが明日に期待

公開日時:2024年2月21日17時03分

日米の生成AI関連銘柄、半導体関連銘柄を引っ張っているエヌビディアの決算が、今日の夜の米株市場が引けてから明日未明(日本時間)にあるわけですが、昨夜早くも先回りの売りが出たのかその株価が-4.4%と下げ、その他米ハイテク株もつれ安していました。ですので今日の日本株半導体関連銘柄が売られましたし、また金融株や鉄鋼株などのバリュー株も少し利食い的な売りが出ていまして、日経平均-0.3%、TOPIX-0.2%と全般的に弱い展開となりました。ただ、下げ幅としては小さく、調整の動きが続いているだけの感じです。

 

なんとなくの雰囲気悪化を嫌気したというか、エヌビディアの決算は経済指標ほどの大きなイベントだから?その前にという感じで、急ピッチな上げの後でもありましたし、中小型株にはリスクオフ的な売りが出たようで弱く、グロース250指数は-2.6%と大幅安となりました。ただ売買代金は減っていましたので、売り込まれたという感じではなく、買いが引っ込んだ中で下げ幅が大きくなってしまった、そんな印象でした。今日のところの動きはやむを得ないということで、エヌビディア後の明日のマーケットにリスクオンとなることに期待です。

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/19309/