ウェルスパス投資顧問のブログ

20年以上ディーリング業務に携わり 最大1,000億円の資産を運用してきた 現役ファンドマネージャーが、 高いパフォーマンスが期待できる ポートフォリオ戦略をご提案します。

マーケット一言:日経平均はバブル崩壊後高値更新も引けは安い、円高、上げトレンド終了ではまだない

公開日時:2023年11月20日19時34分

今日は非常に面白い値動きでしたね。

 

先週末の米株が静かでしたから、今日の日本株も静かだと思っておりましたら、寄り付きから急に買われまして、日経平均は9時半ちょっと前に33,853.46円のザラ場高値をつけ、今年それまでのザラ場高値33,772.89円を超えました。ですがさすがに今日も、それからこのところの上げも急ピッチだということもあり、またドル円が150円チャレンジで再突破ならずということもあったか、それから急に反転。10時半前には先週末比変わらずのところまで下がり、そして後場は更に売られる展開となりました。ドル円は現在148.30銭台までの円高となっています。

 

寄り付き直後の買いはショートカバーの最後のところといった感じ、そしてザラ場高値更新後の売りは、マクロ系ロングもファンダメンタルズ系ロングも、そこを絶好の利食いポイントとしていた売りだったのでしょう。そうした売りは一旦始まってしまえば下落に転じても少々であれば止まりません。もう少し上抜けすればロングが少ない向きの慌てた買いも入ったでしょうが、そうした買いが入る間もなく下がってしまったため、買い手があまりない中で売り手だけある感じで前日比マイナスまで下がることとなりました。

 

今日はそんな感じのバタバタした需給で荒い値動きとなり、日経平均-0.6%、TOPIX-0.8%で引けましたが、この下げはあまり気にしなくてもいいような気がします。高値更新後の下げですので、天井感を感じるという解釈もあるのですが、今日のところは需給のアヤで下がっただけで、中長期の上げトレンドを変えるものではなさそうです。今晩の米株の雰囲気でまた変わるかもというところもあるのですが、引き続きまだ強気で行くところと見ています。

 

グロース250指数は+2.3%と、待望のちゃんとした上げで700ptを突破してきました。

【以降、会員様向け情報です】

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/18790/