ウェルスパス投資顧問のブログ

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マーケット一言:パウエル議長講演前で日経平均、TOPIX下げる、やや気がかりな点もあるが中小型株強い、イベント明けでの判断

公開日時:2023年8月25日15時24分

本日の日本株は、日経平均が大きく下がり-2.1%、TOPIXは小幅の下げで-0.9%、一方昨日あまり良くなかった東証マザーズ指数は+0.3%となりました。

昨晩、米金利に関するコメントが連銀総裁からいくつかあり、今晩のジャクソンホール会合におけるパウエル議長の講演が気にされて、米株が弱かったことが大型株の下げの主因です。イベント前ということで日本株が買い手不足となっていることも、下げに拍車をかけました。


お盆休みウィーク明けの今週はせっかく昨日までいい雰囲気となっていたのですが、イベント前のすきを狙って?今週上げた分を、日経平均TOPIXについては今日でほとんど吐き出した形となりました。まあ、それはショックではありましたが、元に戻っただけと言えばだけですので、イベント明けの来週に期待です。無風で通過すれば、大きな反発が見えるはずです。一方何かあれば、下値は想定より深くなるかもしれません。


今週そして今日も上げた、東証マザーズ指数というか中小型株全般ですが、それは喜ばしいことでありつつも、少なくとも今日の上げに関しては、あまり強気になり切れない感触がありました。これはもうディーラーの感覚としか言いようがないのですが、指数の上げ、ショートカバーの上げ中心のような感じで、今日に限って言えば腰の据わった買いが見当たらないような感じ。実際売買代金も昨日より大きく減っています。

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原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/18218/