ウェルスパス投資顧問のブログ

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マーケット一言:日米金利低下で、日経平均は今年最大の上昇率(ショートカバー中心の感触ありだが)

公開日時:2023年11月15日17時52分

昨日の夜12時くらいにコメントした時の日経平均先物が33,050円ぐらいで、現物引けから+1%程度のところでしたから、まあ今日もそんなものかなと思っていましたら、日経平均(現物指数)は高値33,556.52円まで買われ、33,519.70円(前日比+2.5%)での引けとなりました。今年最大の上昇率です。

 

一方TOPIXの上昇率は+1.2%に留まりました。今日の上げの理由が米CPIの鈍化からの米金利低下であり、かつ日本市場寄り前に発表された日本7~9月期GDPが想定以上の悪さで日本金利も低下したことでしたから、銀行株を始めとした景気敏感株が弱く、日経平均に劣後する形となりました。ただ肌感覚としては、これくらいの上昇率が妥当なような気がします。

 

日経平均の上昇幅823.77円のうち428.35円(上げ幅の52%)が寄与度上位5銘柄だけによるものです。昨日18時のコメントでショートカバーのような感じと申し上げていましたが、今日は更にショートカバー感が強く、今日の上昇が本物かどうか、少しだけ疑っておいた方がいい感じですね。

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原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/18764/