公開日時:2024年3月10日21時06分
【総評】
日経平均定期入替えが公表され、3月末にかけて大きなフローが、概ね確定されたので整理しておきたい。
配当再投資先物買い3/27~28: 日経平均型で2,400億円、TOPIX型で1兆3千億円の先物買い需要。
TOPIX 3月28日 ・月末リバランス: 売り方向は個別銘柄で1,300億円、見合いのTOPIX買いは先物中心に1,300億円。
日経平均定期入替え3/29: 定期入れ替えにより、日経平均構成銘柄を6千億円レベルで売却する必要がある。
若干の日程のズレがあるが、
日経平均型は、+2,400億円-6,300億円=-3,900億円
TOPIX型は、+13,000億円+1,300億円=+14,300億円
全てまとめると、TOPIX +14,300億円>日経平均-3,900億円
つまり、日経平均型は売り、TOPIXは大幅買い越しとなる。短期的なトレーディング・アイデアとしては、NTレシオショートをまず考えるが、日経平均はハイテク比率が高いため、外部環境の影響も大きく、見極めが難しい。
【1】現在進行中のインデックスイベント
【2】今後のインデックスイベント
- TOPIX 4月26日FFW・調整係数(数値公表4月5日)
【3】スケジュール一覧
【1】現在進行中のインデックスイベント
- FTSE 3月15日・定期リバランス
今回は大きくないので意識する必要はないであろう。
- 配当再投資先物買い3/27~28
権利月最終日(27日)がメインで発動する。パッシブ運用は、配当が落ちる分を先物を買い建てて埋める必要がある。
日経平均型で約2,400億円(予想配当落ち266.80円)、TOPIX(加重平均)型で1兆3千億円(予想配当落ち26.30pt)を見込む。
- TOPIX 3月28日 ・月末リバランス
2月と同様に売り方向がメインとなる。売り方向上位は、ホンダ、ルネサス、東ガス、オリンパスなど。
売り全体では1,300億円となるが、買い方向はTOPIX型となり、先物中心となろう。
【以降、会員様向け情報です】