公開日時:2024年11月22日17時59分
国際的な悪材料(ウクライナ情勢や米エヌビディア決算)が出るとまず日本時間で売られ(昨日)、その晩の米国市場では上手く消化されて米株は弱くなく、そして日本時間で買い戻される(今日)という、いつもある展開ではありました。
日経平均の38,000円はやはりサポートされるというレベル感も加わりまして反発し、日経平均+0.7%、+0.5%と上げました。
悪くないです。
ただ、買い材料不足という状況は変わっていませんので、売買代金は東証プライム市場で3.8兆円弱と引き続き少なく、何かトレンドが出るということもありませんでした。
売買代金が少ないと、38,500円辺りが抵抗になりますので、今の状況で突き抜けて上がっていくのも難しいですね。
個別ではフジクラ+2.9%など電線株、さくらインターネット+9.9%などデータセンター関連が強かったですが、個別物色に留まりました。
グロース250指数は-0.1%と非常に小幅ではありますが反落となりました。
昨日の株価の動きで懸念していた通り、前場では中小型株でいい動きをしていた銘柄はやや売られ気味で、中小型株相場の第1派は終わりなのかな感がありました。
暗号資産関連株やバイオ系株など材料株が商いを伴って上げていると、中小型株から資金は逃げてはいないポジティブはあっても、良ファンダメンタルズ銘柄で勝負できるのかが少し不安になる相場つきでした。
しかし、後場に入りまして、指数の動きとしてはほぼ変わらずでの推移でしたが、売られていた優良銘柄に買いが戻ってきているものもありまして、来週に向けて希望が持てるものでした。
中小型株相場はまだ終わっていません。
来週上げたとしてそれが第1波の延長なのか第2波なのかはともかく、引き続き上目線で見ています。
今週もお疲れさまでした。