ウェルスパス投資顧問のブログ

20年以上ディーリング業務に携わり 最大1,000億円の資産を運用してきた 現役ファンドマネージャーが、 高いパフォーマンスが期待できる ポートフォリオ戦略をご提案します。

マーケット一言:強い、機関投資家の本格的な(主力株)買いスタートか、中小型株はややリスクオフのパターン

公開日時:2023年6月13日16時30分

日本株が強いのはもうデフォルトとして、今日の上げは一味違ったというか、完全に上抜けしたというかの感じでした。昨日は3兆円だった東証プライム売買代金が今日は4.1兆円。商いを伴いながらの大幅高で、株の持ちが軽くなってしまっている機関投資家がしょうがなく買い始めたという感じがありました。今日も日経平均(+1.8%)主導(TOPIXは+1.2%)で、外人買いは継続しているでしょうから、需給に死角がありません。強いマーケットがまだ続くというより、むしろここからスタートなのではと思わせるぐらいの雰囲気の、非常に強いマーケットでした。

 

一方で、東証マザーズ指数こそ+1.1%でしたが、東証スタンダード指数は+0.3%、東証グロース指数+0.9%と、大型株の活況に対し、中小型株が割をくったような日でもありました。東証マザーズ指数は806.22ptで引け、800pt回復と順調な動きでしたが、個別銘柄は割とバラバラな動きであり、下げる銘柄も目立ちまして、ちょっとすっきりしない日でしたね。ただこれは、米5月CPI、米FOMCなどのイベント前にはいつも見てきたリスクオフの売りと思われ、今のところ心配する必要はないと思います。イベント明け15日木曜日のリバウンドを楽しみに待ちたいですね。

 

 

 

 

 

 

原文URL
https://market.kiwameinvestment.com/column/w6/17683/